<イベントレポート>第14回ISIT勉強会 人的資本経営の実現に向けて 「生成AI時代のピープルマネジメント」
10月4日(金)、福岡SRPセンタービル1F SOILイベントスペースにて、第14回ISIT勉強会がハイブリッド形式で開催されました。今回は公益財団法人九州先端科学技術研究所(ISIT)オープンイノベーションラボ 特別研究員 松田 美幸が登壇し、生成AIが進展していく中で、人的資本経営の実現に向け、重要な鍵を握るミドルマネージャーにおける役割やDX推進の重要性について触れる事で、DXへの理解と意識を高める機会となるよう、参加者に向けて分かりやすく解説しました。
講演では、「事業環境や市場の変化に対応する上で、社外の環境変化をとらえ、経営層の方針を噛み砕いて現場に伝え、チームが主体的に動くためには、ミドルマネージャーのマネジメント力が鍵を握っていること」や、「生成AIの進展により、AIが得意な業務と人間が得意な業務を切り分け、業務を再構築するアプローチの成否にもミドルマネージャーの力が影響すること」など説明しました。
セミナーでは、DXが進展する中、ミドルマネージャーのマネジメント力及びその重要性について、官や民を問わず、さまざまな皆様の理解と意識を高める機会となりました。
勉強会では、参加者にミドルマネージャーに必要な新しいマネジメントのOS、すなわち指示命令型から対話型・共創型のマネジメントの知識とスキル、在り方や振る舞いをアップデートするアプローチについてお話ししました。
生成AIが進展するなかでAIを思考のパートナーとして上手に活用していくことや、従業員を大切にする会社の7つの秘訣「上下関係ではなくチーム」、「業務ではなく仕事」、「ボスではなくコーチ」、「規則ではなくカルチャー」、「昇進ではなく成長」、「利益ではなくパーパス」、「業績ではなく従業員経験」であるなど数々の事例を通してピープルマネジメントを考える上で大事なことも説明しました。
参加者からは、
「技術面からばかりAIを見ていたが、人の視点から見るいい機会となった。」
「生成AIの活用、ピープルマネジメント、双方興味のあるテーマだった。」
「TOPへのインパクトある提案をなんとかしたい。」
など前向きで様々な感想が寄せられました。
今回の勉強会を通じて、参加者のみなさまには、DX推進による組織改革のためのマネジメント力及びその重要性について理解するきっかけになったのではないかと思います。
今後もこうしたテーマでの勉強会を開催し、皆様の関心に応える機会を提供していきたいと考えています。
なお、今回の勉強会のアーカイブをYoutube配信しておりますので参加できなかった方や、再度確認してみたい方は、以下のURLからご視聴下さい。
URL:https://www.youtube.com/watch?v=gDNhu9iw-I0
次回ISIT勉強会のご案内
なお、次回の第16回ISIT勉強会「第16回ISIT勉強会 シビックテックとオープンデータ活用事例で学ぶデジタル社会への一歩」については、12月5日(木)開催予定です!
URL:https://fdx.community/event/2024/1205/
是非ご参加下さい。