<イベントレポート>第16回ISIT勉強会 「シビックテックとオープンデータ活用事例で学ぶデジタル社会への一歩」

12 月5日(木)、福岡SRPセンタービル1F SOILイベントスペースにて、第16回ISIT勉強会がハイブリッド形式で開催されました。今回は公益財団法人九州先端科学技術研究所(ISIT)オープンイノベーションラボ イノベーションアーキテクト 上田が登壇し、市民や学生などがジブンゴトで楽しみながらデータに触れ、取り組むシビックテックの活動の事例を紹介しながら、データ利活用はとても身近な所まで来ていることを理解してもらうとともに、プログラマでなくてもデータ利活用にワタシも取り組めるんだということを体験いただき、DXへの理解と意識を高める機会となるよう、参加者に向けて分かりやすく解説しました。
講演の前半では、参加者に行政だけに頼らず「何とかしたいジブンゴト感(シビックプライド)」を持ってもらうための、身近な例の紹介や、これからのデジタル社会を支える「みんなが使えるデータ」の説明、誰もが経験のないデータがもたらすデジタル社会に向け、自ら少しでも前に進んでもらいたい思いをお伝え出来たかと思います。
また後半では、ハンズオンにてノーコードツール(Glide)を用いて、観光アプリを参加者に作ってもらうことで自分でもやれる「ジブンゴト」を体験してもらいました。

セミナーでは、DXが進展しデジタル社会を迎えようとする渦中において、シビックテックとオープンデータをジブンゴトとして使っていくことの重要性について、官や民を問わず、さまざまな皆様の理解と意識を高める機会となりました。

勉強会では、オンライン参加者、現地参加者とも積極的にご質問をいただき、シビックテックやオープンデータ活用に関する関心の高さを感じました。
またアンケート回答者(参加者32名中21名からご回答)からは、約9割の方が理解できたと回答、オープンデータ推進やデータ利活用については2割の方が既に取り組んでおられ、6割弱の方ができることから始めたいと回答されておられました。
勉強会に参加された感想としては、「知識がなくても簡単にアプリが作れることに感動した。何か自分でもできることがないかさらに勉強してみたい。」
「Glideの使いやすさと、オープンデータに紐づく設計思想が大変面白かった。業務活用に活かせそうで、他者にも共有・展開していきたい。」
など前向きな感想が寄せられ、今回の勉強会では、座学とハンズオンを組み合わせることで、より効果的な勉強会が行えたと思います。

今回の勉強会を通じて、参加者のみなさまには、これから身近な所からのデータ利活用への第一歩、楽しく一緒にすすめていっていただけるきっかけになればと思っております。

今後もこうしたテーマでの勉強会を開催し、皆様の関心に応える機会を提供していきたいと考えています。

次回ISIT勉強会のご案内

なお、次回の第17回ISIT勉強会 オンラインセミナー成功の秘訣~経験と失敗事例から得られたノウハウをお伝えします。~については、2月6日(木)開催予定です!
URL:https://fdx.community/event/2025/0206/
是非ご参加下さい。