<イベントレポート>「業務改善の一歩を踏み出す!生成AI実践ワークショップ(全2回)」

はじめに

福岡DXコミュニティ主催で、福岡SRPセンタービル1F SOILイベントスペースにて、生成AIを業務改善に活かす実践型プログラム「生成AI実践ワークショップ」を2回にわたり開催しました。延べ36名が参加し、少人数制ならではの濃密な対話や個別質問が交わされる中、グループディスカッションや発表を通じて、参加者は現場課題に直結するスキルと学びを得ました。
講師は、150社以上のDX支援実績を持つ本間謙斗氏(がばいAIコンサルティング株式会社 代表取締役社長)。参加者は 「プロンプト活用」から「AIチャットボット設計・試作」までを体験 し、“自分事(ジブンゴト)”として捉え、自社業務へとつなげる第一歩を踏み出しました。

また、第1回終了後にはDX交流会を実施。ピザとドリンクを囲みながら、講師・参加者同士のリラックスした交流が広がり、ネットワーキングの機会となりました。

第1回(7/22開催):基礎編 ― 生成AIの事例やプロンプトの実践演習

目的生成AI活用時のプロンプトテクニックを学び、業務効率化のヒントを1つ以上持ち帰ること

内容:生成AIを学ぶ必要性や国内の生成AI活用事例紹介、プロンプト実践演習(Few-shot、Zero-shot、Zero-shot CoT、Take a deep breath、ハルシネーション対策など多岐にわたるテクニック)

参加者:21名(講師・事務局含む)

成果:参加者の9割以上が「満足・理解できた」と回答し、高評価のワークショップとなりました。特に「業務マニュアル・文書作成」「営業支援・顧客対応」「データ分析・レポート作成」など、具体的な活用意欲が高まりました。

第2回(8/21開催):応用編 ― チャットボットを設計・試作

目的AIチャットボットの作り方とブラッシュアップポイントを習得すること

内容:業務棚卸しワークショップ(がばい式プロンプトを活用したタスク細分化)、AI活用時の注意事項と情報漏洩・著作権侵害・ハルシネーションなどのリスク管理とその対策、MyGPTsを使ったチャットボット開発演習

  • 「営業ロープレ」チャットボット試作
  • 「採用面接ロープレ」チャットボット試作
  • 「部下のお悩み解決」チャットボット試作

参加者:15名(講師・事務局含む)

成果:参加者の9割が「満足・理解できた」と回答。「プロンプト設計スキル」「チャットボット開発スキル」を習得し、生成AIに対する前向きなマインドセットが醸成されました。特にリスク管理とその対策に関する学びは大変有意義であったと評価されています。

参加者の声

・「生成AIに対する前向きなマインドセットを持てるようになった。」
・「生成AIの基本的な理解が深まり、業務に活かす自信がついた。」
・「プロンプト設計のスキルを習得できた。」
・「チャットボットの作成方法を学び、開発に取り組む意欲が高まった。」
・「新たな目線でAI活用術が見つかった気がする。」


まとめ

全2回の生成AI実践ワークショップを通じて、参加者は生成AIを単なる知識として学ぶのではなく、“自分事(ジブンゴト)”として「自社の業務改善にどう活かすか」を具体的に考えるきっかけを得ました。特に「プロンプト設計」と「AIチャットボット開発・試作」の体験は、参加者に生成AIに対する前向きなマインドセットを醸成し、実践への確かな第一歩となりました。

福岡DXコミュニティでは、今後も生成AIの最新活用法を学び合い、現場での実践に結びつける場を継続して提供していきます。