2024年度 第4回『DXものづくりWG』 開催レポート
アジェンダ
2025年3 月4日(火) 15:30~17:30 2024年度 第4回 DXものづくりWG
1.「 IoT 導入支援キットを用いた生産性向上に向けた見える化支援 」の紹介 福岡県工業技術センター
2.「養殖のスマート化について」の紹介 ソフトバンク株式会社
3.「CoDoMo MIRAIプロジェクトについて」の紹介 一般財団法人国際グローバル交流発展協会
4. 意見交換
1. 「 IoT 導入支援キットを用いた生産性向上に向けた見える化支援 」の紹介
福岡県工業技術センター様より、センターの紹介の後、IoT導入支援キット(Ver.1~3)の活用・支援事例の紹介や、IoT普及促進のための取り組み、BravePI(ブレイブパイ)・BraveJIG(ブレイブジグ)とIoT導入支援キットVer.4.0の説明をしていただきました。福岡県工業技術センターは、「“創る”を“共に”福岡の未来(あす)をひらく技術拠点」を目指し、県内に「化学繊維研究所」、「生物食品研究所」、「インテリア研究所」、「機械電子研究所」を設置しており、今回は機械電子研究所の方にご登壇いただきました。
機械電子研究所では、ものづくり中小企業が抱える課題や、IoTの最初の一歩を支援するためのIoT導入支援キットの開発をスタートさせ、「専門知識不要」「安価」「汎用」「後付け可能」であることをコンセプトとして開発していることをご説明頂きました。IoT導入支援キットを用いた企業支援を進める中で、中小企業の現場の方々からの声を踏まえ、最新バージョンであるIoT導入支援キットVer.4(ソフトウェア)では、第3回DXものづくりWGでご登壇いただいた㈱Braveridge様とIoT導入支援 組立てモジュール「BravePI(ブレイブパイ)」とIoT/DX汎用モジュラーデバイス「BraveJIG」を共同開発し、専門知識不要で画面操作だけで、センサーをリアルタイムに見える化でき、簡単にIoTが始められるようになっていると活用・支援事例を踏まえ紹介されました。当センターでは、支援機関や業界に向けたIoT導入支援キットを用いた実習セミナーも行っておられるとのことです。また、IoT導入支援キットのソフトウェア、マニュアル等は、福岡県工業技術センターのホームページから無償でダウンロードすることができるようになっています。
WGメンバーからは、中小企業の方のための支援について何か行っているのかとのご質問に対し、実習セミナーのご紹介や、「どうしたらよいのか」などのお問合せに対し、実際に対面での相談に応じたり、一緒に現場でIoT機器を操作して、見える化したりするなど「ものづくり中小企業が抱える課題の解決」や「IoTの最初の一歩の支援」を行っておられるとのことです。


2. 「養殖のスマート化について」の紹介
ソフトバンク株式会社様より、魚の品質規格の標準化を目指した取り組みのご紹介をいただきました。日本における漁業就業者が年々減少している中で、日本の養殖産業が元気になっていただくため、水産業において養殖DXを推進、スマート化により生産の拡大を目指しているとのことです。魚の品質を損なわずに「簡単、迅速、分かりやすい魚の品質指標」を作ることで、魚の品質保証による単価アップに取り組んでいるとのことで、Labテストや人の五感による正解データとセンサーによる検査を用いて機械学習により魚のうまみの規格作りを行おうとしているそうです。また実際に生簀で撮影した映像を基に「どれくらいの大きさと重さの魚がどれだけいるのか」推定することで映像だけで生簀内の魚がいくらで売れるのかが推定できるようになるとのことです。WGメンバーへは、養殖のスマート化に関する課題(鮮度の落ちない冷凍技術、水温、照度、濁度センサーや藻やフジツボ対策など)の相談が登壇者からあり、WGメンバーと意見交換していました。それぞれ得意な分野をお持ちのDXものづくりWGメンバーならではのアドバイスが積極的に行われました。


3. 「CoDoMo MIRAIプロジェクトについて」の紹介
一般財団法人国際グローバル交流発展協会様より、協会の取り組みのご紹介をいただきました。ご登壇者から「実践型3世代交流事業における児童伝統文化財の活用」と題し、児童伝承遊戯とUDXeスポーツに関する未来について異世代交流、すなわち子供を取りまく大人についての協会の取組みのご紹介をいただきました。
また小学校4年から中学校3年を対象としてメタバース空間内で、算数とコーディングをもちいた図画工作ModelTownProjectのご紹介を頂きました。最後に1歳から3歳を対象とした「パパ!ママ!写真」では、幼児の発する言葉(パパ、ママ)をAIで言語認識させ、正しく発音できればパパ・ママの写真がスマートホン上に出てくるなどのサービスの開発について説明がありました。WGに実際の幼児もご登壇し、和やかな雰囲気でした。


事務局より
今回のWGには、18名(会場で17名+オンライン1名)の多くのメンバーに参加頂きました。今回も、DX推進に関する事例や製品紹介など話題が盛沢山で、議論が活発に行われました。ご参加いただき、ありがとうございました。WG終了後、恒例となった懇親会にも多数ご参加いただき、ワイワイ・ガヤガヤと更に深い議論を交わすことができました。ご説明だけでは聞けなかった裏の話や実例など、なかなか面白い話が聞けました。
次回は、6月頃の開催を予定しております。