2024年度 第1回『DXものづくりWG』 開催レポート
アジェンダ
2024年5月10日(金) 15:30~17:30 2024年度 第1回 DXものづくりWG
1.「パッケージや文書等の校正サービスに関するご紹介」株式会社Too
2.「活動内容と業務内容のご紹介」、「アノテーション事業について説明」 一般社団法人 翔明会
3.「食や味覚に関するデータやシステム化に関する相談」 一般財団法人 国際グローバル交流発展協会(元株式会社コベルコ科研)
4.意見交換
1. パッケージや文書等の校正サービスに関するご紹介
株式会社Too様より、
取り扱われている様々なサービスのうち、パッケージや文書等の校正サービスを紹介、説明していただき、WGメンバーから意見やアドバイスをいただきました。
<概要>
・校正サービスは、人の目で確認した場合、時間を要したり、見落としや属人的になりがちであるが、これら問題点をディジタルの力で解決できるサービスを提案しているとのことです。
・校正サービスは、文字やフォントの違いはもちろんですが、人の目でわかるもの、分からないものまでチェックできるとのことです。
・また、食品表示として使用されるパッケージには、人の命に関わる表示など必要とされる記載事項があるため、校正サービスによる漏れ防止が大変有用であるとのことです。
ワーキング参加者からは、特許の新旧比較や、アナログ管理されている図面の課題、見落としやすい設計書の前後の相違点など、日頃課題と思っていることについての意見出しがありました。
また、現行の生成AIでは、チェックが難しいファクトチェックに関して、データを蓄積し対応していると説明され、校正サービスがかなり有用であるとの印象でした。
株式会社Too様は、福岡での知名度が低いとの課題認識があることから、今回ものづくりWGのメンバーに紹介・説明し、意見やアドバイスをもらえ、有意義だったそうです。
2. 一般社団法人 翔明会の活動内容と業務内容のご紹介、アノテーション事業について説明
一般社団法人 翔明会様は、障がい者雇用相談・支援や、障がい者スキル習得支援・就業支援等を行う一般社団法人であり、障がい者の貧困を無くし、障がい者の収入を増やすための活動を行っており、翔明会を開発等で活用していただいたり、一般企業様からの仕事を獲得するためのアイデア提供をいただくため、業務内容のご紹介やアノテーション事業のご説明を行いました。
<概要>
・団体の事業活動としては
①アジャイル開発チームによるITエンジニアリング
②AIに教える教師データ作成としての画像アノテーション
③YouTube映像、Premiere、ゆっくり動画などの制作
④スクレイピング、一括DM作業代行、GASによる社内業務支援ツール作成による企業の業務効率化支援
⑤発注額に応じて助成金が支給される、アウトソーシング業務受託
⑥障がい者雇用相談・支援
など多岐に亘り行っていることをご説明いただきました。
ワーキング参加者からは、「得意なアノテーションを全面に出していただくこと」や、「障がい者の体調管理を翔明会で行うことで、一般の企業と同レベルで差異(遜色)はなく、助成金等活用することで価格面で優位であること」などをPRされてはどうか」との意見・アドバイスがありました。
3.食や味覚に関するデータやシステム化に関する相談
一般財団法人 国際グローバル交流発展協会(元株式会社コベルコ科研)様から、「調味料の精製をパウダー化」、「多湿地域の東南アジアでパウダーが湿らないような容器の開発」など、どうすれば健康でおいしいものを食べ続けることが出来るのか、味覚に関するデータやシステム化により、DXに取り組んでみたいとのご紹介がありました。本件については、次回以降のWGでメンバーにご説明いただく予定です。
事務局より
今回のWGには、会場で14名のメンバーに参加頂きました。今回は、話題がかなり盛沢山で、議論が活発に行われました。ご参加ありがとうございました。WG終了後、恒例となった懇親会に、ほぼ全員ご参加いただき、ワイワイ・ガヤガヤと更に深い議論を交わすことができました。ご説明だけでは聞けなかった裏の話や実例など、なかなか面白い話が聞けました。次回は、7月開催を予定しております。