農業IoTセミナーを開催致しました(平成28年12月19日)
平成28年12月19日にFITCO主催にて「IoT農業セミナー」を開催致しました。
以下の3名の登壇の方からそれぞれの立場にてIT/IoTへの期待と課題を語って頂きました。
また、聴講には89名の方にご参加いただき、Q&Aでも活発な質疑応答が繰り広げられました。
1.農業機器メーカから見たIoTへの課題と期待
株式会社オーレック 代表取締役社長 今村 健二様
CMでも有名な株式会社オーレックの今村社長様より、農業機器メーカから見たIoTを導入することへの問題点を「コスト面」「農業の情報化」の両面から指摘いただきました。
また、今後の農業にとってIoT/ITの活用は避けて通れないことも事実であるとし、これからを担う若い技術者や農業従事者に大いに期待しているとのことでした。
2.IoT/ICT活用とアグリプレナーの実践
~ハッピーマンが描く未来の産地経営~
テラスマイル株式会社 代表取締役 生駒 祐一様
テラスマイル株式会社の生駒様からは、農業にて生成されるさまざまな活動情報や、センサー情報から新たな付加価値を見出し、実際の生産性の向上や、売上の拡大につなげる工夫や事例を説明頂きました。
とても実践的な内容で、参加の皆様にとっても刺激のある内容であったと思います。
3.IoTによる農業情報の収集とその利用
九州大学 農学研究院 環境農学部門 准教授 岡安 崇史様
九州大学の岡安先生からはCO2濃度、温度などの違いによる植物の育成の違いなど具体的な映像を用いて大変わかりやすく説明頂きました。
また、生産現場からの情報と消費者からの情報をつなげることの重要性や、生育環境でのセンサー情報の履歴や変動値からわかるさまざまな付加価値についても説明頂きました。農業作業情報の継続的な情報収集の重要性にも言及され、現在研究中のインターフェースに関しても説明頂きました。
4.パネルディスカッション
株式会社オーレック 代表取締役社長 今村 健二 様
テラスマイル株式会社 代代表取締役 生駒祐一 様
株式会社サルフォルセ 代表取締役社長 久池井 博
九州大学 農学研究院 環境農学部門 准教授 岡安 崇史
ツカサ電工株式会社 専務取締役 勝野 敏 様