<イベントレポート>福岡DXコミュニティ主催「DX新年交流会」を開催しました!
DX交流会は、DXに関する様々なテーマ(生成AIの活用や業務改善など)について参加者の皆さまと共に学び、語りながら交流するイベントです。2026年初の交流会は、新年会も兼ねて福岡DXコミュニティ会長による講演、福岡DXコミュニティやDX人材育成プログラムの紹介、地域企業のDX推進者の取り組みなど、盛りだくさんの内容でした。このイベントレポートでは、「DX新年交流会」の内容や様子についてお届けいたします!

【イベント概要】
「DX新年交流会」
2026年1月14日(水) 16:00〜17:30、立食パーティー 17:45〜19:00
主催:福岡DXコミュニティ
▼イベント詳細ページ
https://fdx.community/event/2025/20260114/
【イベント内容】
・講演「デジタル・生成AI時代の事業創出・経営のための(いま考え得る)最強のツール」
・福岡DXコミュニティ、OneKyushuDXの紹介
・マナビDXクエスト「地域企業協働プログラム」の紹介
・立食パーティー(希望者のみ)

講演「デジタル・生成AI時代の事業創出・経営のための(いま考え得る)最強のツール」
福岡DXコミュニティ会長 村上和彰
2026年は生成AIだけでなく、「フィジカルAI(AIロボティクス)」が普及し、ビジネスの前提条件が大きく変わる年と言われています。既存の業務改善に留まっていると、仕事そのものが不要になる危険性があるため、変化をチャンスと捉え、自ら「嵐(変化)」を起こす側になることが重要です。そのための「最強のツール」として、以下の4つが紹介されました。
ツール①デジタル・生成AIを前提とした「ルールチェンジ」
従来のアナログ前提のままデジタルを活用するのではなく、デジタルやAIがあることを前提にビジネスを作り直す必要があります。これは、既存ルールの範囲内で勝率を上げる「ゲームチェンジ」ではなく、ルールそのものを変える「ルールチェンジ」を意味します。
ツール②ツインターボ顧客価値創造エンジン
デジタル時代においては、従来の価値提供ではなく、ネットワーク効果による自己増幅型の価値創造が必要です。
ターボ1:製品投入のスピード、頻度、成功率を圧倒的に高める
ターボ2:顧客とつながり、体験や共感をフィードバックすることで、顧客が増えるほど価値が増す仕組みを作る
(例:ZARA、Amazon)
ツール③:無選択型意思決定理論
生成AI(AIエージェント)が人間に代わって情報の調査・分析・提案を行うようになります。人間は提案に対して「Yes / No」を言うだけの「無選択型」の意思決定に移行し、従来の広告やマーケティング、さらにはECサイトでさえ不要になる可能性があります。
ツール④:4C理論(Core, Content, Container, Context)
生成AI時代、事業者は完成された「コンテンツ」ではなく、その種となる「コア」だけを提供すればよくなります。個々の顧客が持つAIエージェントが、そのコアをもとに、顧客の好みに応じた最適なコンテンツを生成・表示する時代が到来します。
生成AIの進化は日々凄まじく、今までの概念を根本から変えていく必要性をより実感しました。上記の4つを意識して、今年一年の行動や取り組みを加速させることが重要でしょう。

福岡DXコミュニティ、OneKyushuDXの紹介
新年に改めて、DXコミュニティやDX人材育成プログラムの紹介がありました。
DXコミュニティについて
地場企業が単独で挑戦することが難しいリソース不足などの課題に対し、仲間とリソースを共有し、地域全体で「DX-Ready」に進化することを目指しています。相互に助け合うエコシステムの構築を2022年から継続しています。
DXを推進できる人材育成として、三層構造の展開があります。
DX人材育成の三層構造
・第1層(オンライン学習)
ソフトバンクの「アクロスレシピ」を活用し、インプットとアウトプットを並行して基礎リテラシーを学びます。
※アクロスレシピ:「学んだが活用できない人を減らしたい」という想いのもと、エンジニアのノウハウを”レシピ”という独自コンテンツで提供するプラットフォーム
・第2層(超実践講座)
ビジネス・テクノロジー・クリエイティブを体系的に学べる、3ヶ月全6回のワークショップ形式の講座です。
・第3層(地域企業協働プログラム)
全国のDXを学びたい社会人・学生が、実際に企業の課題解決に取り組む、2ヶ月間の実践的なプログラムです。
マナビDXクエスト「地域企業協働プログラム」の紹介
プログラム概要
経済産業省が主催する「DX人材育成プログラム」の一環で、受講生がチームを組み、中小企業の現場で2ヶ月間、経営層や担当者と共に課題解決に取り組みます。机上の空論ではなく、現場での実践を通じた学びを目的としています。
▼マナビDXクエスト
https://dxq.manabi-dx.ipa.go.jp
▼地域企業協働プログラム
https://dxq.manabi-dx.ipa.go.jp/collaborating-company.html
「地域企業協働プログラム」の事例紹介
プログラムに参加された企業の事例として2つご紹介があり、企業の代表の方が登壇されました。

事例① URBANIX株式会社(まちづくり・観光・不動産)
【課題】
個人店やクリエイターが、大手チェーンのようにデータを活用して出店場所を判断できる仕組みを作りたいが、実装のためのチームリソースが不足していた。
【取り組みと成果】
受講生チームと共に、地図上でデータを可視化し、直感的に出店判断ができる3つの新機能をアプリに実装。単なる機能実装に留まらず、将来に向けた多角的な議論が行われた。
【企業代表の感想】
「2ヶ月とは思えないスピードで成果が出たので、単発の取り組みではなく、このチームと今後も一緒にやっていきたいと強く感じている」

事例② 林ホールディングズ株式会社(土木工事・生コン・物流など)
【課題】
生コン車の配車計画において、当日の欠席や現場の状況に合わせた調整が担当者の大きなストレスになっており、残業問題も発生していた。
【取り組みと成果】
現場訪問を通じて課題を深掘りし、配車計画のAI化に向けたWebアプリの試作や、紙データのデジタル化に着手した。
【受講生の感想】
「製造現場の経験をベースに、生成AIを活用した情報整理やExcelでの改善アイデアを出し合うことで、チームでの取り組みの心強さを実感した」
「地域企業協働プログラム」は、1月末で終了し、2月に成果報告会が行われます。全9チームによるDXの成果を一気に聞ける機会です。DXのリアルな実践事例を聞きたい方は、ぜひご参加ください!
▼地域企業協働プログラムの成果報告会
2026年2月20日(金) 18:00〜20:30
詳細:https://fdx.community/event/2026/20260220/
イベント終了後は、希望参加者による立食パーティーがあり、参加者の皆さま同士で名刺交換や情報交換をするなど、たくさんの交流が生まれていました。

福岡DXコミュニティは「DX」をキーワードに、横のつながりや人との関わりが自然とできる場です。DX推進担当者だけでなく、経営者はもちろん、営業や広報、情シスなど様々な方たちが参加しています。
会社や職種のつながりから一歩踏み出したい方におすすめのコミュニティです。ご興味のある方は、ぜひご参加をお待ちしております!
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