<イベントレポート>DX交流会 「簡単!『俺のフレンチ』式逆説思考でビジネス変革、デジタル変革に挑戦する!!」
2025年8月20日(水)、DX交流会 「簡単!『俺のフレンチ』式逆説思考でビジネス変革、デジタル変革に挑戦する!!」を天神ビルにて現地(オフライン)開催しました。
今回は、福岡DXコミュニティ会長の村上和彰(株式会社DXパートナーズ)が登壇し、DXにこれから取り組もうと思われている方、そして取り組み始めた方にどのようにDXに取り組んで行けばよいかなどを説明し、参加者に対し、モチベーションの向上やDXの意識付けを行いました。
その後、新規会員様をはじめ、参加者と和やかな雰囲気で交流(名刺交換等)を行いました。
講演では、逆説思考とソフトウェア企業への変革という、ビジネスにおける二つの重要な思考法とフレームワークを中心に解説しました。常識の逆を行く発想が新しいビジネスモデルやルールの創造につながることを説明しました。また、すべての企業がデジタル時代のデータ駆動型ソフトウェア企業になる必要性を強調し、AmazonやUberなどの事例を通じて、エコシステムの構築とルールチェンジの重要性を説明しました。
逆説思考とは、まずテーマ(例:顧客の問題)を設定し、それに対する建設的、常識的なやり方(当たり前)を定義し、次にその常識の真逆を考え、通常は結びつかない真逆とテーマを無理やり結びつけることで、新しいアイデアやソリューションを生み出す手法のことです。
従来の日本のDXは、リソースの置き換え(例:基幹システムやRPAの導入)といった「ゲームチェンジ」(ルール内での戦術変更)に留まりがちでしたが、今後求められているのは、ビジネスの前提そのものを変える「ルールチェンジ」であると説明されました。

村上会長講演状況

講演状況

参加者との熱のこもった質疑のやりとり
質疑応答では、参加者から新しいルールが既に存在しないか確認する方法について、「自身が考えた新しいルールが世の中に存在しないか、どうやって調べるべきか」という質問があり、登壇者から、ルールが唯一無二である必要はなく、ビジネスとして成功するかどうかが重要であると述べられました。成功の鍵は、その新しいルール(例:白タクだが安心安全なライドシェア)を支えるために、データを収集・活用するソフトウェア企業となる点にあり、Uberでは、顧客とドライバーの評価データを集めることで「安心」を担保し、他社との差別化を図った成功事例を説明しました。
今回の勉強会には35名が参加し、ほぼ全員の参加者が名刺交換や交流会にも参加され、そのうちアンケートに回答した17名中、15名(88%)が「非常に理解できた」「やや理解できた」と回答。名刺交換、交流会においても「福岡DXコミュニティ会員であり、現在も積極的にコミュニティを活用している」や「名刺交換等で悩み相談できる相手が見つかった。」など、肯定的な声が多数寄せられました。
本勉強会は、「良き変革者」となるために、受け身ではなくアクティブにルールを変えていくことが求められているというメッセージが伝えられ、参加者の方々が今後どのように取り組んで行けばよいかのきっかけの1つととなった思います。

参加者との交流

交流会の状況
ISITでは今後も、皆さまの関心に応えるテーマで勉強会を開催してまいります。

