2024年度 第3回『DXものづくりWG』 開催レポート
アジェンダ
2024年12月9日(月) 15:30~17:30 2024年度 第3回 DXものづくりWG
1.「現場のIoT化/DX化の課題を解決!最短で『見える化』を実現」の紹介 株式会社Braveridge
2.ISIT祭り出展内容紹介 ウィットシステムズ株式会社、株式会社モビテック、株式会社コベルコ科研、有限会社アイ・ティ・ファクトリー
3.意見交換
1. 「現場のIoT化/DX化の課題を解決!最短で『見える化』を実現」の紹介
株式会社Braveridge様より、会社紹介の後、IoT導入支援 組み立てモジュール「BravePI(ブレイブパイ)」及びIoT/DX汎用モジュラーデバイス「BraveJIG(ブレイブジグ)」の特徴や、概要、開発背景の説明をしていただきました。
Braveridge様は、IoTデバイスの設計開発から製造までをワンストップで実現し、ため池や冠水の水位変動の監視や農業用水位センサー、ガス導管内の露点管理など、電源確保の難しいフィールドにおける低消費電力駆動の製品を小型・低価格で提供されており、日本ガス協会 技術大賞を受賞されています。
BravePIは、電池駆動のトランスミッターでセンサーを電源の無いところにも設置することができ、Raspberry Piと組み合わせたBravePIメインボードで可視化を可能にし、「IoT導入支援キット」を活用することでアプリケーション開発不要で製造現場でのIoT化/DX化を実現できます。
また、BraveJIGは、その上位版として、センサーモジュールとルータのペアリングをワンタッチで行ったり、さまざまな現場で簡単に設置できる取付ベースをラインアップ、モジュールをスタックしてロックできるなど現場での設置性を高め、防塵防水性を確保するなどIoT職人のための治具と位置づけています。
現場のIoT化/DX化の課題を解決し、最短で『見える化』を実現する製品のご紹介でした。
WGメンバーからは、BraveJIGのセンサーモジュールとルーターの距離は500m離れた所でも受信可能と紹介を受けたが、実際の工場内では距離が短くなることが予想されるとのご意見に対し、飛び評価用ツールにてレベル評価を行うことは可能だが、実際の工場稼働時等の受信状況については個別評価が必要になるなど、ものづくりWGならではの現場に根ざした積極的な意見交換がなされました。
2. ISIT祭り出展内容紹介
11月15日にSRPビルにて開催されたISIT祭りにおいて出展頂いた4社様(ウィットシステムズ株式会社様、株式会社モビテック様、株式会社コベルコ科研様、有限会社アイ・ティ・ファクトリー様)からWGメンバーへの情報共有も兼ね以下のとおり展示内容の紹介をしていただきました。
・ウィットシステムズ株式会社様:国内No.1シェアの帳票電子化システム「i-Reporter」に、IoT遠隔監視システムを組み合わせた、「スマート巡回点検」
・株式会社モビテック様:3Dデータ主流のものづくり実現ソリューション(設計プロセス改善、プロセス自動化、人材強化、3D測定)
・株式会社コベルコ科研様:ドライ/ウェット成膜、エッチング、洗浄/乾燥、ガス腐食など半導体プロセスにおける課題解決を試験・分析とシミュレーションによりサポート
・有限会社アイ・ティ・ファクトリー様:基本的な機能に絞って、すぐ導入できることを目指して作った稼働の「見える化」ツール工場の稼働分析装置POP-KC
WGメンバーから積極的な質問・意見交換がなされていました。次年度も是非出展をお願いします。
ウィットシステムズ株式会社様展示内容ご紹介
株式会社モビテック様展示内容ご紹介
株式会社コベルコ科研様展示内容ご紹介
有限会社アイ・ティ・ファクトリー様展示内容ご紹介
事務局より
今回のWGには、会場で12名のメンバーに参加頂きました。今回も、DX推進に関する事例や製品紹介など話題が盛沢山で、議論が活発に行われました。ご参加いただき、ありがとうございました。WG終了後、恒例となった懇親会に、ほぼ全員にご参加いただき、ワイワイ・ガヤガヤと更に深い議論を交わすことができました。ご説明だけでは聞けなかった裏の話や実例など、なかなか面白い話が聞けました。
次回は、2月頃の開催を予定しております。