2024年度 第2回『DXものづくりWG』 開催レポート

アジェンダ 

 2024年7月23日(火) 15:30~17:30 2024年度 第2回 DXものづくりWG

1.小規模なボトムアップを起点にスピーディーなDXを進めてきた事例を紹介 ヤンマー建機株式会社 

2.SIM Appletに関する情報や事業運営について紹介 コモン・クリエーション株式会社 

3.意見交換      

1. 小規模なボトムアップを起点にスピーディーなDXを進めてきた事例を紹介

ヤンマー建機株式会社様より、スピーディーなDX推進の事例として
「工場内での主要なDXソリューション」「データ活用の考え方など」「サービス現場での活用」「コミュニティーでの効率的なDX運用とPro開発との切り分け」「DX推進の難しさ」などを紹介、説明していただき、DXを推進する上での成功事例に関し、WGメンバーから積極的に意見や質問をいただきました。
 <概要>
スピーディーなDX推進を行う上での取組みとして
・既存のシステムに手を加えることなく、データ集約統合するDB(DWH)を構築し、可視化や具現化は社内の各部門で実施することでDXを推進してきた。
・ボトムアップ活動でのスモールスタートで意識したことは「最小のコストで小さく導入」「社内の最小メンバーで運用」をはじめ、ツールやシステム選定の考え方を明確したり、社内の様々な人を巻き込むなどして徐々に社内で広げていった。
・DX推進事例としては、多くのシステムのデータを統合する際、無理をしないでツールを組み合わせ、サービスデータ集約で「低コスト」「早期に」「リアルタイムで」グローバルに分析できるようになり、かなりの効率化が図れた。
・また、目視確認においては、画像データとBIツールの連携で効率化が図れた。
・紙のスタンプラリーから解放されBIツールの連携で効率化が図れた。
・人が集計するとコストがかかる「問い合わせ対応」や「市場サービルの情報共有」、「欠員対応配置効率化」などについては、「データを使いこなす」ことで様々な効率化が図れた。
など取り組み事例を紹介頂き、WGのメンバーからは、「目視確認から画像データとBIツールの連携」に関する質問などDX推進の成功事例に関する質問を積極的に行っていました。

2. SIM Appletに関する情報、事業運営について紹介

コモン・クリエーション株式会社様より、SIMAppletに関する情報、事業運営についての紹介、説明していただき、WGメンバーから積極的な質問をいただきました。

<概要>
・SIMAppletは、SIMカードに搭載された小さなアプリケーションであり、スマホのデバイス状態の確認や、セキュリティ強化、位置情報を知るなどの課題を解決できる機能の紹介をいただきました。
・コモン・クリエーションでは、SIMAppletの開発をはじめ、Webサイト、ソフトウエアの開発及び保守・運用、経営・ITコンサルタント、マーケティング業務を行っておりその概要や、各種機能の拡充といった今後の展望についてご説明いただきました。
身近にあるスマートホン等に使用されているSIMカードに関する情報でもあったことから、WGメンバーから積極的な質問がなされていました。

事務局より

今回のWGには、会場で15名のメンバーに参加頂きました。今回も、DX推進の成功事例やSIMAppletの開発など話題が盛沢山で、議論が活発に行われました。ご参加いただき、ありがとうございました。WG終了後、恒例となった懇親会に、ほぼ全員にご参加いただき、ワイワイ・ガヤガヤと更に深い議論を交わすことができました。ご説明だけでは聞けなかった裏の話や実例など、なかなか面白い話が聞けました。
次回は、10月開催を予定しております。